12/30/2013

身に纏うもの

2013.12.30     Minamisenju.Tokyo.Japan


今年は自分の力ではどうしようもない出来事に度々襲われた一年でした。
恐らく人生の最期に振り返った時、最も厳しかった年だという事になることでしょう。

そんな年だったからこそ、僕は多くの人間の不思議さに気付く事が出来ました。
もし生涯に与えられる服が一着しかなく、それを運命という変えられないものだとするならば
自分の命が尽きるまでそれを脱ぎ捨てる事は出来ません。
今年は見事に服に着せられてしまいました。
でも、これからこの服を着こなしていけるかどうかは自分次第です。

人間は、前を向いて歩く生き物です。
己の弱さを知り、糧としてより強く前に進むことが僕の出来る事だと信じています。
そして、いつか颯爽と服を着こなす自分を夢見て、2013年を締めくくりたいと思います。