1/29/2017

言い訳

17.Sep.2016     Tomioka Silk Mill

昨年から個展に向けて大きな作品を作ることで、
作り手としての器を大きくしようと試行錯誤してきましたが、
このところ全然進歩がありませんでした。
いつもある程度進むと、それ以上進められない。
こんな日々が続きました。
最初は、分かっていても技術的にも未熟であることからできないこともあり、
訓練をすればそのうちできるようになると思っていました。

そんな時に観た先日のラスコー洞窟の壁画の展示。

モノを作り出す莫大なエネルギーを感じて、
自分にはそれがないのかとも思いましたが、
どうやらそれだけではありませんでした。

大きな作品を作るためには、あらゆる面でそれなりの力が必要になります。
確かに始めはその力がなくてできませんでしたが、
少し前から、完成度はともかく大きな作品でも作りきる力がついてきていることを薄々知っていました。
それなのに挑戦をしないで今持っている自分の力で、
しかもできるだけ力を出さずに結果を出したいという自分がいました。
虫がよすぎますよね。
結果を出そうと意識するあまり結果を出さない。出すのが怖い。
いつの間にか、できない理由を自分ですり替えていました。

そんな時は、やっぱり後先を考えずに手を動かす。
つまり行動することが大事。
後になって考えたら別に大したことないって場合が沢山あるのかも知れませんね。





1/19/2017

精力

13.January.2017     National Museum of Science,Tokyo


上野の国立科学博物館で開催されているラスコー展に行ってきました。

久しぶりの感動ですね。鳥肌が立ちましたよ。

ええーっ!!
すげーっ!!
こんなもの見せられたら自分はどうなっちゃうの!?

迫力。涌き上がるエネルギー。創造性。

その時の感情は上手く表現できませんが、
どれをとっても圧倒され、高揚する自分がいました。

(余談ですが、同時に小学生の頃図鑑を見ては石器や弓矢や土器など作りたいと試行錯誤した記憶が甦ってきました。
骨格器は手羽元しか骨を手に入れることができなかったので諦めました。さらに、エジプト人の真似をして文字を勝手に作り、自分の印章を作ったことも思い出しました。)

興奮するのもよいですが、少しでも何かを得て帰りたい。
そう思うと、ヒントが沢山ありました。
芸術のはじまりという紹介がありましたが、
その完成度は今の芸術と比べても遜色は全くありません。
人が感動するものはいつの時代も変わらないと再認識しました。

僕もこんなものが作りたい!
年初めから良い気分です。

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展示に使われていた白黒アニメーションを作っていたのは誰なのでしょうか?
とてもかわいくてセンスが良かったです。
さすがフランス。





1/03/2017

2017初志

19.July.2016    Onbashira    Suwa Shurine.Nagano.Japan


あけましておめでとうございます。


2017年の始まりです。

今年は11月か12月に東京・青山のギャルリーワッツで個展があります。
前回の展覧会から約2年半。今度は木の作品になります。
その他はまだ決まっていませんが、
クラフトフェアなどにも出展ができればと考えています。
詳細が決まりましたらお知らせしますね。


さて、以前ラグビー日本代表元ヘッドコーチのエディー・ジョーンズさんが

こんなことを仰っていました。
“信念は自信に変わる”そして“自信を持ち続けるための正しい強化やトレーニングを続ける”
という内容でした。
自分のような人間にそんなことができるんだろうかと思っていましたが、
昨年はまさにこの言葉のような出来事が沢山おきました。

僕はモノを作る人間ですので、

その自信を見える形にできればと思います、、、
なんてカッコいいことを言いましたが、大変なことです。
それに、自分が自信を付けられたのも全て周りの人のおかげです。

昨年はあらゆる分野で活躍する方々の言葉を探しつづけました。

自分が考えていることや実際に起きていることを上手く言葉にできなかったからです。
また、自分がこうだ!と思い込んでいることが、
別の角度から見れば全く違う答えが出てくるのではないかと
自分を柔軟に変えたいと思ったからです。

そんな中で心に残ったこと1つをあげるとすると、

“遠くを見過ぎず、目の前のことを少しずつ積み上げていくことが後の成功に繋がる”
ということです。
成功がどういう形で出てくるかは分かりませんが、
まずは全てのことに感謝しながら一つ一つやっていきたいです。

そして年末に振り返った時に、

「何にも分かってないのに、よくこんなことが書けたな」
と思えたらいいと思います。